XL250Sの修復3 [XL250S]
ある程度組み上げたところでヤフオクで手に入れた12V化キットを組む。
内容物はレギュレーター、ヘッドライトのレギュレーター、ICウインカーリレー、ダイオード×2個。
これをノーマル部品と組み替えていく。レギュレーターは元々ノーマルのレギュレーターがあった所に組み替え。
サイズが大きいのでマウントが一箇所しかできない。
これでは振動で取付ボルトが緩みそうなのでステーを作って二本止めにする。
ウインカーリレーを交換。写真に写っているのはキットのリレーではなく別で用意したもの。キットのリレーは自分的には少し点滅回数が速かったのでAmazonで点滅回数調整可能なリレーを購入した。
そしてヘッドライトのレギュレーターを取付。どこに付けるか色々検討の結果、エンジン後方にステーを作って取付。
XL250Sのウインカーパイロットランプは左右共通になっている。例えば右にウインカーを出すと、パイロットランプには右のウインカー系統から電気が供給され左のウインカー系統を通してアースされる。電球だと正常に作動するがLEDに替えると抵抗が少なすぎてハザードみたいになってしまい正常作動しない。このためパイロットランプの配線加工を行い、ダイオードを増設する。そこまで見越してキットにはダイオードが入っているようです。
で、ついでにメーターの照明&パイロットランプにT10のLEDが使えるようにソケットを組み替え。
ちなみにヘッドライトケース後方にエンブレムが貼ってあるのが分かると思いますが、中華製ヘッドライトはここに穴が開いてます。モンキーなんかに付けた際、メーターが付けられるように空いてるそうです。このままだと上から雨水が入っちゃうのでエンブレムで塞ぎました。ちなみにこのエンブレムはホンダ純正のパニアケース用。あまり違和感なくイイ感じです。
バッテリーはLong製の小さい密閉型。
ノーマルのバッテリーケースに収めると隙間がかなり空くのでホームセンターでスポンジパッドを購入し動かないように固定します。12V化キットの出品者によれば、このバッテリーはバックアップ電源用なので推奨しないとのことですが、実は落札前にバッテリーを手に入れていたので、とりあえず使ってみます。
そしてヘッドライト内の配線を繋ぎ作動チェック。問題ないようです。それにしても今のバイクと違いギボシ全盛。繋いでいて訳が分かんなくなってきます。ここはカプラーに変更したい所です。
XL250Sの修復2 [XL250S]
ひたすら外したパーツを組み付けていく。途中、錆びたボルトとかのザビ落としをしながらなので結構時間がかかる。
段々と形になってきた。
ここで問題発生。キックシャフトのオイルシールからオイル漏れを起こしている。ということは右のエンジンカバーを開けなくてはいけない。ついでにデコンプシャフト、クラッチレリーズレバーのオイルシールも交換しましょう。ということで部品発注、すべて純正で揃いました。
エンジンカバーを開けたついでにバランサー駆動チェーンのテンショナーも調整。
本当はフレームの塗装が仕上がってくる間にエンジンも全バラしようと思ってたけど、その他の錆落としとかにエライ手間がかかってヤメニしてました。一度エンジンかけてみたらかかったし・・・
まあ、必要最低限でってことで。
そしてパーツをせっせか組み付け2日目終了。
排気系はノーマルエキパイに社外エキパイ、社外サイレンサーを組み合わせ。
社外エキパイはヤフオクに出品されていたもので新品。
サイレンサーもヤフオクに出品されていた新品でアメリカン用。ハッキリ言ってバッフルはあるものの、ほぼ直管。おそらく相当ウルサイと思われます。ただ、スタイルがイメージに近かったんだよね~
交換部品
・ハンドルバー:純正形状の社外新品
・ヘッドライトASSY:中華製で1,200円! 形は純正と瓜二つ。造りはやっぱり・・・
・スピードメーター:XL500R用をドイツからセカイモンで購入。国内モデルだとXL400Rですね。XL250Rも同形状。XL500Rは160Km/h、400は140Km/h、250は120Km/hスケール。無改造で取付可能。照明が2箇所になりますのでバルブの増設が必要。
・オイルシール3個:純正部品
・エンジンRカバーガスケット:純正部品
・エンジンオイル:ホンダG1
XL250Sの修復 [XL250S]
まずエンジンをメンテスタンドに置きフレームを被せる。これが一番簡単でフレームに傷をつけない。
マウントボルトを通し仮止め。フロント周りを組み付ける。トップブリッジ、ステムはXL250S。フロントフォーク、フロントホイール、ブレーキパネルはXL250R。ボルトオンで付きます。そしてドリブンスプロケット、リヤブレーキシューを交換しスイングアーム、リヤホイール、リヤサスペンションを組み付け。各部を規定トルクで締め付けて1日目は終了。とりあえず自立しました。
ちなみに新車はチェーンの初期伸びがあるので初回点検で調整が必要と言われますが、これはチェーンが伸びるというよりはエンジンの搭載位置が動くといった方が正しいそうです。生産工場でもまず初めにエンジンを置いてフレームを被せる方法で組み始めます。簡単に言えばエンジンに何にも力が加わっていない状態で組み付けるわけです。プロダクトアウト後ユーザーの手に渡り走り始めるとエンジンはリヤホイールをチェーンを通じて駆動したときに後ろに引っ張られます。これを繰り返すうち、エンジンは後ろに動くそう。当然動く量は極小ですが最初の状態でチェーンの遊びは調整されているのでエンジンが動くことで遊びは増加してしまう。こういう理屈だそうです。へー
交換部品
リヤスプロケット:社外新品
リヤサスペンション:社外新品
リヤブレーキシュー:純正部品新品
フロントフォーク:XL250R中古品
フロントホイール:同上
フロントブレーキパネル:同上
前後タイヤ:DP D603新品
タイヤチューブ:DP 新品
XL250Sのフレーム塗装 [XL250S]
フレームの状態がよろしくない。各部に錆が発生していてこのままだとボロボロになりそう。ワイヤーブラシとかで錆落としをしてタッチペンで塗ってたけどキリがない。ここは奮発してフレーム塗装に出すことに決定!
千葉のグローバルデザインにパウダーコーティングを依頼。依頼したのはフレームとスイングアーム。同じ千葉なので車に積んで搬入。引き取りはどうするか聞かれたので送料を聞くと5,000円くらいとのこと。取りに来た方が格段に安いため引き取りに決定。納期3週間くらいとのこと。
フレームが帰ってくるまでの間、各パーツの錆落とし、部品交換などを行う。
サビ錆のリヤホイールスポークを新品に張り替え。スーパーカブと同じ、一番オーソドックスな張り方ですね。
フロント周りはXL250Rの中古パーツで21インチ化予定。フロントフォークのアウターケースがひどい状態なので表面を均してシルバーで塗装。
シートは表皮を剥がしてベースを天日干し。
サビ錆のパーツはサンポールに浸して錆落とし。そのあと重曹を溶かしたアルカリ性の水に浸して中和して中性洗剤で洗浄。乾かして塗装をひたすら繰り返す。
週末のたびにこんなことを繰り返し、いつの間にやら3週間、フレームが仕上がりました。
出す前の状態が信じられない仕上がり!
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XL250Sを手に入れた [XL250S]
昨年の夏にXL250Sをヤフオクで手に入れた。
安かったのであまり程度は気にしていなかったが、引き取りに行って現物を見たときは失敗したな~と思った。
レストア途中ということだったが、途中というよりこれから始めるといった方が正しい。
家に持って帰ってきて色々確認すると結構手がかかりそう。とは言え、手に入れてしまったからにはしょうがない。
ボチボチやっていきましょう。
XL250Sを手に入れようと思ったのはヴィンテージモトクロスに出てみたいと思ったから。これより古い機種は価格も高くとても無理。前後ドラムブレーキでツインショックだとXL250Sがとってもお手頃。
持っていたVTR250が思っていたより高く売れたので、それをレストア資金にして仕上げていきます。