SSブログ

XL250Sの修復6 [XL250S]

シェイクダウンで気が付いたこと。

スロットル開度があまり開いていない状態で走っていると、何となくエンジン回転が落ち着かない。信号待ちなどでアイドリング状態にしているといきなりエンストする。再始動は問題なくできる。パイロットスクリュウをいっぱいに締めこんでもエンストしない。この症状から思うにスローが濃い。キャブは一回分解清掃してるけど、もう一度分解して確認してみる。XL250Sのキャブレターはスロージェットが圧入されていて取り外しができない。よくよく確認してみると、外そうとした跡がある。もしや前オーナーがキャブレターを分解して外そうとしてんじゃないのか。しかも外れなくて詰まりを取るのに穿り返してんじゃないのか。プラグを外してみると真っ黒。

うーん、怪しい。スロージェットを引き抜き、キャブレター本体にネジを作ってスロージェットを交換することは出来そうだけど面倒くさい。だったらキャブレター本体を替えてしまった方が簡単。ヤフオクを見てるとXL250Sのキャブレターは結構出品されてる。でも同じのに替えるのはドーモ・・・

キャブレターの形を見てるとXLR250にそっくりなのでXL250R、XLX250、XLR250を候補に挙げてネットサーフィン。XL250RのキャブがノーマルのXL250Sのジェッティングに一番近く、しかもXL250Sには付いてない加速ポンプが装備されている。ということでXL250Rのキャブレターを落札し分解清掃実施。加速ポンプのダイヤフラムが硬化していたので部品交換。まだ純正部品が出る。エアカットバルブのダイヤフラムがグニャグニャ。これは純正部品が販売終了。社外部品が出てるので交換。そしてガスケットセットが純正部品でまだ取れるので交換しキャブレター本体を清掃して組み上げる。

IMG_8123.jpg
全く問題なく取付できました。
乗ってみると激変です。ドライバビリティが比較にならないくらい向上しました。プラグを確認してみるといい焼け具合です。驚いたのは排気音が心なしか静かになったこと。調子を崩してると、とかくスロットルが開け気味になるのか、調子が良いとスロットルを無駄に開けなくなるのか分かりませんが・・・
そしてもう一つの問題がチョークワイヤー。引っ張ってないと戻ってしまう。この手のチョークワイヤーはワイヤー操作の硬さを調整出来ますが、調整部分が経年変化で割れてしまっておりこれ以上硬くできません。純正部品は販売終了しており、社外で出ているものの中華製っぽい。色々部品在庫を調べてみると、XLR250のチョークワイヤーがまだ在庫アリ。キャブレターの形もそっくりだし使えるだろうと発注します。
で、届いた部品を組んでみると2Cm位ワイヤー本体の長さが足りない。XL250Sはトップブリッジ左側にノブの固定ブラケットが付いてますが、ノブを右にしてみると全く問題なく付きそう。で、純正のブラケットを少し削ったりして右側へ移設。チョークワイヤーを付けてみると丁度いい感じです。
IMG_8133.jpg
少しこれで乗ってましたが、ノブとパイロットランプのケースとのクリアランスが狭くノブを引きずらい。操作できないことはないけどドーモ気になる。
ということで、アルミの板を加工してステーを新作。ノーマル加工だとワイヤーがヘッドライトステーに当たらないように角度が限定されてしまうので、そこら辺を考慮して作成。
引きやすいように少し外側に傾けることができるように作ります。
IMG_8198.jpg
これでかなり操作がしやすくなりました。
【交換部品】
キャブレター:XL250R用純正キャブレターをヤフオクで入手
加速ポンプ:純正部品新品
エアカットバルブ:社外部品新品
ガスケットセット:純正部品新品
チョークケーブル:XLR250用純正部品新品
チョークケーブルステー:アルミ板で自作(2mm厚)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

XL250Sの修復5XL 250Sの修復7 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。