XL250Sの修復8 [XL250S]
XL250Sのスイングアームピボッドはベアリングではなくプラスチックのブッシュで支えている。
スイングアームを塗装に出したときに、このブッシュに気付かず付けたままで依頼した。持ち込んだ際に業者の方から「ブッシュが入ったままですがどうしますか」と聞かれ、何も考えずに「そのままでお願いします」と答えた。
ちなみに塗装方法はパウダーコーティングで、まずサンドブラストで塗装を剥離し、塗料となるパウダーを静電気を利用して対象物に付着させ炉に入れて焼き付けるというもの。
結果、これがメンドクサイことを引き起こすんですねぇ。
塗装から上がってきたスイングアームを車体に組み付けようと、まずはセンターカラーを通す。と思ったらセンターカラーが通らない。明らかにセンターカラーの外径がブッシュの内径より大きい。外すときはすんなり抜けたのに。
ここで暫し考える。ナンで???
塗装工程を思い浮かべてみる・・・
炉で焼く⇒熱が入る⇒プラスチックのブッシュが溶けないまでも縮む・・・ってこと???
多分そうなんでしょう、その証拠にブッシュが簡単にスイングアームから外れる。確かコレ、打ち込むんだよな~
こんなに簡単に外れるわけがない。
ブッシュの外径を測ると約22mm。手元にあるステップドリルの最大径が22mm。部品のメーカー在庫は販売終了。ということで迷わずギュイーンとドリルを通して無事組付け完了。
で、今現在乗ってるわけだけど、何か心に引っかかるものが有る。
純正部品は販売終了。ヤフオクで中古のスイングアームを手に入れて(なんと100円!)外そうと試みるもコイツは無理と判断。しょうがなくネットで検索とかしていると海外でリプロ品があることが判明。プラのモノと真鍮のものが有り、更にニードルベアリング化するキットもある。悩んだ末一番お安いプラを発注、3週間してアリゾナ州から手元に届きました。
交換しようと思ったら生憎の雨。青空ガレージのツライところです。
来週晴れたら交換しましょう。
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