まずエンジンをメンテスタンドに置きフレームを被せる。これが一番簡単でフレームに傷をつけない。


マウントボルトを通し仮止め。フロント周りを組み付ける。トップブリッジ、ステムはXL250S。フロントフォーク、フロントホイール、ブレーキパネルはXL250R。ボルトオンで付きます。そしてドリブンスプロケット、リヤブレーキシューを交換しスイングアーム、リヤホイール、リヤサスペンションを組み付け。各部を規定トルクで締め付けて1日目は終了。とりあえず自立しました。


ちなみに新車はチェーンの初期伸びがあるので初回点検で調整が必要と言われますが、これはチェーンが伸びるというよりはエンジンの搭載位置が動くといった方が正しいそうです。生産工場でもまず初めにエンジンを置いてフレームを被せる方法で組み始めます。簡単に言えばエンジンに何にも力が加わっていない状態で組み付けるわけです。プロダクトアウト後ユーザーの手に渡り走り始めるとエンジンはリヤホイールをチェーンを通じて駆動したときに後ろに引っ張られます。これを繰り返すうち、エンジンは後ろに動くそう。当然動く量は極小ですが最初の状態でチェーンの遊びは調整されているのでエンジンが動くことで遊びは増加してしまう。こういう理屈だそうです。へー


交換部品

リヤスプロケット:社外新品

リヤサスペンション:社外新品

リヤブレーキシュー:純正部品新品

フロントフォーク:XL250R中古品

フロントホイール:同上

フロントブレーキパネル:同上

前後タイヤ:DP D603新品

タイヤチューブ:DP 新品